セガゲームスは9月21日、東京ゲームショウ2018のステージにて、2つの新プロジェクトについて発表した。
まず発表したのは、セガゲームスが提供するスマホ「コトダマン」と、「けものフレンズ」のコラボ。けものフレンズは、9月2日に新作アニメ「けものフレンズ2」の制作が発表されており、今回のコラボは史上最速となる。
コラボでは、サーバルやフェネックなどの「フレンズ」が「コトダマン」化してゲームに登場。ボイスは録り下ろしとなる。また、けものフレンズに関連したことばを使う、オリジナルイベントも開催するという。
コトダマン プロデューサーの中村たいら氏は、ポップなイメージやことばをテーマとする点などが、けものフレンズとの親和性が高く、コラボを打診したと語った。また、コトダマンの運営チームにけものフレンズのファンが多いことも理由の一つだという。
中村氏はコラボについて、現在最終調整中であり、「もうすぐ時期を発表できる」とした。
セガゲームスはあわせて、けものフレンズの新プロジェクトとして、新規ゲームの制作についても発表した。内容や対応ハードなどの詳細は語られなかったが、12月頃に続報を発表する予定だとした。
続いてセガゲームスは、HIKKYが企画するバーチャルユーチューバー(VTuber)オーディション「VER.(バージョンドット)」への支援を発表した。
VER.は、年齢や性別は不問、人間以外の種族も応募可能なオーディション企画。ゲーム/エンタメ部門とクリエーター部門の2部門について募集し、優勝者にはスポンサード費用年200万円と賞金100万円が与えられる。セガゲームスはスポンサードとして企画を支援。入賞したVTuberは、1年の間セガゲームスの広告塔となり、月に1度、指定されたタイトルのプレイ動画を配信することになる。
自身もVTuberに「ドハマり」したというゲストのマフィア梶田氏は、爆発的に増加したVTuber業界において、新人のVtuberが発掘されづらいという問題があることを指摘。この状況のなかで企画されたVER.は非常に心強い存在だとしたほか、「挑戦的な企業である」と語ったセガゲームスのバックアップに期待を見せた。
VER.が配信する番組のナビゲーションMCを務める、VTuberのときのそらさんも会場に登場。VR業界の今後の発展に期待し、多くの人とともに業界を盛り上げていきたいとコメントした。
VER.は、9月29日にVER.のサイトからエントリー受付を開始。11月5日に受付を締め切り、11月25日に授賞式を実施する。
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