ピクシブは9月21日、3Dキャラクター(人形アバター)を各種VR/ARコンテンツ間で利用できるプラットフォームサービス「VRoid Hub」を12月から提供を開始すると発表した。また、各種VR/ARプラットフォームや3Dコンテンツ上からVRoid Hub上の3Dキャラクターを利用可能にするためのソフトウェア開発キット「VRoid SDK」の提供も開始する。
VRoid Hubは、作成した3Dキャラクターのモデルデータをアップロードすることで、各種VR/ARプラットフォームや3Dコンテンツで共通のアバターとして利用可能。同社が提供する3Dキャラクター制作ソフト「VRoid Studio」や各種3Dモデリングツールで作成した、VRM形式のモデルデータが投稿できる。pixiv IDによる会員登録により、無料で利用可能だ。
3Dキャラクターを公開すると、個別のプロフィールページが作成される。このページでは、キャラクターの名前やプロフィール、各種SNSなどの情報を閲覧できるほか、作者が許可している場合にはモデルデータのダウンロードも可能。さらには、「アバターとしての利用は誰でも可能だが、暴力行為を行わせることは禁止」「モデルデータの改変は可能だが、改変したモデルデータの再配布は禁止」など、作者が利用条件を設定できる。
VRoid SDKが導入された各種VR/ARプラットフォームや3Dコンテンツでは、VRoid Hubに投稿した3Dキャラクターを、ダウンロード不要ですぐに利用可能。pixiv IDでログインすることで、VRoid Hub上の3Dキャラクターをサービス内に読み込み、アバターやキャラクターとして登場させることができる。一度VRoid Hubに投稿すれば、プラットフォームに依存せず、さまざまなサービスで共通の3Dキャラクターを利用できるようになる。
同社によると、SHOWROOMが提供するライブ動画ストリーミングプラットフォーム「SHOWROOM」、CyberZが提供するゲーム動画配信プラットフォーム「OPENREC.tv」、17Media Japanが提供するライブ配信アプリ「17 Live」、ミラティブが提供するスマホゲーム配信アプリ「Mirrativ」、ゲーム制作者NABY氏が提供するバーチャルワールド作成ゲーム「Vワールド」との連携を予定しているという。
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