中国Eコマース大手のAlibaba(アリババ)は、人工知能(AI)を活用して、モノのインターネット(IoT)分野への事業拡大を進める。
アリババは中国杭州市で現地時間9月19日に開催したイベントで、半導体に特化した子会社を設立し、2019年後半に同社初のAI推論チップをリリースすると述べたという。Reutersが報じた。同チップは、同社のクラウド事業やIoTデバイス事業を支える予定で、自動運転車、スマートシティ、ロジスティクスなどに利用される可能性がある。
アリババは4月に、C-Sky Microsystemsという中国のマイクロチップメーカーを買収したことを明らかにしている。アリババのJack Ma会長は、米中貿易戦争を受けて、中国はチップなどの「コア技術」を制御下に置き、米国からの輸入に依存しすぎないようにする必要があると述べたと報じられている。
Ma会長は9月に入り、2019年9月にアリババから引退すると発表した。会長職は、最高経営責任者(CEO)を務めるDaniel Zhang氏に引き継ぐという。
アリババにコメントを求めたが、直ちに回答は得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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