The New York Timesによると、中国のEコマース大手Alibaba(アリババ)の共同創業者で会長であるJack Ma氏(54歳)が現地時間9月7日、引退する計画だと述べた。教育に重きを置く慈善活動に力を入れるためだという。
Ma氏は1999年、17人の仲間とともにアリババを創業した。同社は、衣料品からセメントまであらゆるものを販売するサイトを運営しており、中国の小売マーケットプレイスの顧客数は5億人を超えるほか、時価総額は4200億ドル(約46兆6000億円)に及ぶ。Ma氏は、そうした同社の成長を支えてきた。アリババは現在、デジタル決済、オンラインバンキング、クラウドコンピューティング、デジタルメディア、エンターテインメントも扱っている。
Ma氏はアリババ在職中に、純資産額が400億ドル(4兆4200億円)を超え、中国最大の資産家となった。同氏は、アリババの取締役にとどまるという。
米CNETは、アリババにコメントを求めたが、回答は得られていない。
香港紙The South China Morning Postは8日、Ma氏は今週、後継者に関する計画を発表する予定で、その計画が成立するまでは会長にとどまると報じた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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