車で「Apple CarPlay」を利用している人にとって、Appleの「iOS 12」アップデートで最大級の魅力は、CarPlayに「Googleマップ」機能が追加されたことだった。ただし、iOS 12のアップデートが始まった時点で、Googleマップは適切に連動する準備が整っていなかったが、その問題もこのほど解消された。
iOS 12が公開された翌日の米国時間9月18日、GoogleはCarPlay機能に対応するiOS版Googleマップのアップデートをリリースした。スマートフォンとアプリの両方をアップデートすると、もう他のどのナビゲーションアプリより「Apple Maps」を愛用しているふりをしなくてよくなる。
記者はすでに、CarPlayのGoogleマップを使って車を少し走らせてみた。驚いたのは、Googleマップを開くと見慣れた画面が表示されることだ。CarPlayでのGoogleマップのデザインは、Apple Mapsとほとんど変わらない。ただし、AppleがCarPlay環境に取り入れる内容を厳重に管理していることを考えると、それも当然だろう。Appleはその理由について以前、安全性のためだと述べていた。Googleは、車載ナビゲーションに対する独占的管理をAppleに諦めさせるために、独自UIの一部を犠牲にすることを余儀なくされた可能性が高い。
別のGoogle製品である「Waze」もiOS 12のCarPlayで動作する。ただし、本記事執筆時点で、Wazeはこの機能を可能にするアップデートをリリースしていない。近い将来にアップデートされることが望まれる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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