8K映像表示に対応したプロジェクタをJVCケンウッドが発表した。8192×4320ピクセルを実現し、大画面でも、より緻密で臨場感あふれる映像を再現する。9月13日、D-ILAプロジェクタ3モデルを発表。8K映像表示対応の「DLA-V9R」(税別価格:200万円)と4K対応の「DLA-V7/V5」(同:100万円/75万円)の計3モデルを発売する。発売開始は10月下旬。
DLA-V9Rは、世界の8K映像に対応したホームシアター用プロジェクタ。1画素を斜めに0.5画素シフトすることで解像度を倍増化する高解像度表示技術「e-shiftテクノロジー」と、0.69型ネイティブ4K「D-ILA」デバイスの組み合わせによる、独自の「8K/e-shiftテクノロジー」を搭載。高画質技術「Multiple Pixel Control」により、フルHDや4K映像を高精細な8K映像に変換し、緻密で臨場感あふれる映像を再現するという。
16群18枚オールガラス・オールアルミ鏡筒レンズを備え、上下100%、左右43%という広いシフト範囲を確保。8K解像度を忠実に再現できるとしている。サイズは高さ234mm×幅500mm×奥行き518mmで、重量約21.8kgになる。
DLA-V7/V5は、5群17枚のオールガラスの口径65mmレンズを搭載。4096×2160ピクセルのネイティブ4K再生を実現する。サイズは、高さ234mm×幅500mm ×奥行き495mmで、重量約19.8(DLA-V5は19.6)kg。DLA-V7は、明るさが1900ルーメンで、ダイナミックコントラスト比が80万対1、DLA-V5は、明るさが1800ルーメンでダイナミックコントラスト比が40万対1になる。
全機種で、「新0.69型ネイティブ4K『D-ILA』デバイス」を搭載。R、G、Bごとに、3枚のネイティブ4K「D-ILA」デバイスを、同時に120fpsで高速駆動させる、「ネイティブ4K『D-ILA』デバイス用デジタルドライバーLSI」により、超高速駆動を実現しているとのこと。独自のフレームレートコンバータや各種デバイス補正機能も本LSIに搭載することで、常に安定した高画質の映像表現が得られるという。
HDRコンテンツにも対応し、HDR10方式とHLG方式をサポート。HDR10コンテンツを最適な画質に自動調整する独自の「オートトーンマッピング」機能も備える。
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