パナソニックは、「エオリアAI」と「ナノイーX」の搭載により、清潔性・快適性を向上させたルームエアコン「エオリア」WXシリーズ/Xシリーズを10月下旬より順次発売すると発表した。
パナソニックのエオリアは「健康な空気と暮らそう」というコンセプトのもと、「ナノイーX」と高い集じん能力を可能にした「アクティブクリーンフィルター」、エアコンの内部を清潔に保つ「オートクリーンシステム」、多様なセンサ技術でかしこく省エネ運転する「エコナビ」など独自の機能を搭載している。
パナソニックが部屋の汚れを調査したところ、室内で発生するハウスダストなどの汚れ以上に、室外からのPM2.5や花粉の侵入によって汚染されており、屋外での飛散量と連動して部屋の空気も汚れることがわかった。そこで新製品(WX/Xシリーズ)では、同社が提供する市区町村ごとの屋外のPM2.5や花粉の飛散予測のデータを取得し、「エオリアAI」が学習した住宅環境をもとに、その日の部屋の空気が汚れるタイミングを先読みして、部屋が汚れる前に空気清浄運転を行う「AI先読み空気清浄」を搭載した。
これにより、スイッチを入れなくてもPM2.5や花粉が大量飛散する前に自動で稼働するため、窓を開けるよりも空気を清浄に保つことが可能。また、「エオリアAI」の住宅環境の判定は学習により日々補正され、使うほどに精度が向上するという。
パナソニックが行ったエアコンに関する調査から、調査対象者の4人に1人が外出時にエアコンをつけっぱなしにしており、その半数以上が、つけっぱなしの方が省エネ・電気代が安いと思っていることが判明。エアコンは運転立ち上げ時に電力を使うため、こまめに切ることで電気代が上がり、結果的につけっぱなしの方が電気代が安い場合もあるが、実際には外気温や住宅環境、エアコンの能力値や設定状況などの条件が異なるため、どちらが得かについては一概にいえないという。
そこで、「つけっぱなし」と「切る」場合の適温になるまでの電気代と帰宅時の室温を比較できる「つけっぱなし判定」を搭載。同社が提供する気温の予測データと、設定された外出時間、学習した部屋の住宅環境を掛け合わせて分析を行うことで、帰宅後に適温になるまでにかかる電気代と帰宅時の室温を予測する。「つけっぱなし判定」を活用することで、電気代を賢く節約できるようになった。
また、家庭に発生するおもなカビ(8大カビ)すべてを「アクティブクリーンフィルター」で捕集、「ナノイーX」とエアコン内部の清潔性にこだわった「オートクリーンシステム」で抑制を実証した。
さらに、従来の「室温みはり」「カビみはり」に加え、新たに「ホコリみはり」を追加し、エアコンを使っていない時でもセンサーでお部屋をみはり、自動で空気清浄運転を行う機能を搭載している。
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