BMWは、AppleやGoogle、Amazon.comが開発する音声アシスタントの機能に注目し、この分野への参入が必要だと考えてきた。そして、新たに「Intelligent Personal Assistant」(以下IPA)を発表した。
米国時間9月6日に発表されたBMWのIPAには、利用をかなり直観的にするであろう素晴らしい機能がいくつかある。まず、起動ワードをユーザーが設定できるので、「ヘイ、BMW」などのような決まり文句を言わなくてもいい。
次に、自然言語で伝えられた不満に対応する。車内の寒さについて不満を言うと、エアコンの温度を上げてくれる。また、車の特徴や機能を説明したり、インフォテインメントの設定を調整したりすることも可能だ。
BMWのIPAは、ドライバーと会話を続けることもできるという。
BMWが目指している将来の機能の1つは、音声アシスタントを車から連れ出せるようにして、「Alexa」や「Siri」の使い方に近づけることだ。BMWによると、他の仮想アシスタントとの互換性も備えるようになるという。つまり、IPAにスマートホームの照明を点灯させたり、Amazonで商品を注文させたりできるようになる可能性がある。
BMWは、2019年3月に23言語でIPAをリリースし、「BMW Operating System 7.0」と連携させる予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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