iFixitがサムスンの新製品「Galaxy Note9」を入手し、娯楽と知識を提供するべく完全分解を実施した。
まず注目すべきは、Note9の筐体に収められた巨大なバッテリだ。従来製品のものと比べてサイズがまさに爆発的に大きくなっており、これだけ大きくなったのにデバイス全体のサイズに顕著な影響がないのは驚異的だ。
Note9のバッテリは、Note8のものより21%も大きく、販売中止となったNote7と比べても14%大きい。
あまり喜ばしくないポイントとして、バッテリは非常にしっかりとNote9に接着してある。このため交換は一苦労で、不必要に手間がかかる。
もう1つの注目すべき点は、Note9にRAMとストレージを供給しているサムスンを除外すると、メインボード上の最大の勝利者はQualcommだということ。Qualcommはオーディオチップ、RFトランシーバ、および2つのパワーマネジメントICを供給している。そのほか、Bluetoothモジュールは村田製作所の部品で、デジタイザと「S Pen」のコントローラはワコムの供給チップだ。
モジュール式のUSB-Cポートはメインボードとは別になっていて、マイクもここに搭載されいる。これならポートを損傷した場合でも、メインボード全体の修理費を支払わずに済む。
S Penにもサプライズがある。Bluetooth通信を扱う電源として、バッテリから電力を得るのではなく、セイコーインスツル製のスーパーキャパシタを採用している。
予想どおり、Note9の修理容易性スコアは高くない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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