サムスン「Galaxy Note9」分解でiFixitが驚きの発見--バッテリ交換は困難

Adrian Kingsley-Hughes (CNET News) 翻訳校正: 緒方亮 高橋朋子 (ガリレオ)2018年08月28日 10時04分

 iFixitがサムスンの新製品「Galaxy Note9」を入手し、娯楽と知識を提供するべく完全分解を実施した

提供:Image: iFixit
提供:Image: iFixit

 まず注目すべきは、Note9の筐体に収められた巨大なバッテリだ。従来製品のものと比べてサイズがまさに爆発的に大きくなっており、これだけ大きくなったのにデバイス全体のサイズに顕著な影響がないのは驚異的だ。

 Note9のバッテリは、Note8のものより21%も大きく、販売中止となったNote7と比べても14%大きい。

提供:Image: iFixit
提供:Image: iFixit

 あまり喜ばしくないポイントとして、バッテリは非常にしっかりとNote9に接着してある。このため交換は一苦労で、不必要に手間がかかる。

 もう1つの注目すべき点は、Note9にRAMとストレージを供給しているサムスンを除外すると、メインボード上の最大の勝利者はQualcommだということ。Qualcommはオーディオチップ、RFトランシーバ、および2つのパワーマネジメントICを供給している。そのほか、Bluetoothモジュールは村田製作所の部品で、デジタイザと「S Pen」のコントローラはワコムの供給チップだ。

 モジュール式のUSB-Cポートはメインボードとは別になっていて、マイクもここに搭載されいる。これならポートを損傷した場合でも、メインボード全体の修理費を支払わずに済む。

 S Penにもサプライズがある。Bluetooth通信を扱う電源として、バッテリから電力を得るのではなく、セイコーインスツル製のスーパーキャパシタを採用している。

 予想どおり、Note9の修理容易性スコアは高くない。

提供:Image: iFixit
提供:Image: iFixit

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]