テスラ、非公開化巡りサウジの投資ファンドと接触--マスク氏が「確保済み」資金について説明

Andrew Krok (CNET News) 翻訳校正: 編集部2018年08月14日 13時24分

 先週、Elon Musk氏がTeslaの株式を再び非公開にすることを検討中だとツイートし、そのために数十億ドルの資金を既に「確保済み」だとしたことで、衝撃が走った。Musk氏は今回、新たにブログ記事でこの状況について説明している。一方で、この内容は先週末の別の報道と矛盾している部分もあるようだ。

 Musk氏は米国時間8月13日、Teslaのウェブサイトに記事を投稿し、非公開化への準備を進めているかもしれない同社の内部で何が起きているのかを説明した。そのタイムラインは8月2日から始まっている。Musk氏は同日、Teslaを非公開化したいと取締役会に伝えた。取締役会は会議を開いた(Musk氏と弟のKimbal Musk氏は出席しなかった。Kimbal Musk氏も取締役会の一員だ)が、その後開催された取締役の全体会議で、Musk氏は、Teslaへの最大の出資者の何人かと連絡を取って、この問題についてさらに話し合うつもりだと述べた。

 ブログ記事によると、Musk氏がツイートで「確保済み」とした資金について、サウジアラビアの政府系ファンドが関与する可能性があるという。同ファンドは2017年初頭にMusk氏と面会して再非公開化について協議し、その後も両者は何度か会談したという。直近の会談は、同ファンドが約5%の株式を購入後、2018年7月31日に行われた。

 この状況に関して興味深いのは、Reutersが複数の情報筋の話として、正反対の内容を報じていることだ。Reutersが12日、情報筋の話として報じたところによると、サウジアラビアの公的投資基金(PIF)はTeslaの再度の非公開化への出資に「全く関心を抱いていない」という。コメントを求められたTeslaの広報担当者は、Musk氏のブログ記事を参照してほしいと述べた。しかし、Bloombergの新しい報道によると、サウジアラビアのPIFは実際には買収への出資について交渉中だという。

提供:Tesla
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この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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