Googleのスマートスピーカ「Google Home」は、ユーザーに最新情報を提供することに関して進化している。
ユーザーはこれまでも、「Googleアシスタント」にニュースを聞かせてと指示し、Google Homeにカスタマイズ可能な情報源のリストから短信を読み上げさせることができた。Googleアシスタントを内蔵するスマートディスプレイ「Lenovo Smart Display」なら、こうした短信と一緒に、動画を表示することさえできる。ただし、ニュース全体の概要は不要で、特定の出来事の最新情報を知りたい場合は、スマートスピーカから離れてコンピュータかスマートフォンに頼るほうがよかった。
Googleは米国時間8月9日から、「Googleニュース」をスマートデバイスに呼び込むことで、使い勝手の向上に役立てようとしている。ユーザーは今後、Google HomeやLenovo Smart Displayに特定のニュースイベントについて知らせるよう指示できるようになる。Google HomeなどのGoogleアシスタントを利用したスピーカは、関連するニュース記事から抜粋を読み上げる。Lenovo Smart Displayなどのスマートディスプレイや近日発売の「JBL Link View」は、ユーザーがまさに知りたい話題に関連するニュース動画をYouTubeで探し再生してくれる。
Googleは5月、Googleニュースのパーソナライゼイションを強化した。同サービスは人工知能(AI)と機械学習を活用し、ユーザーの興味や検索に基づいた関連ニュースを探し、それに沿ってニュースフィードをカスタマイズする。さらにGoogleは今後、ユーザーがスマートスピーカやスマートディスプレイに質問すると、GoogleニュースのAIを使って適切な抜粋や動画を探してくれるようになる。
Googleは質問例として、「サッカー女子代表チームのニュースは?」「NASA(米航空宇宙局)の最新ニュースは?」などを挙げた。この機能は、Googleアシスタントを内蔵するスマートスピーカ(ディスプレイ搭載製品を含む)に適用される。当面は米国内でのみ提供されるが、今後、提供範囲を拡大していくという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果