Facebookは米国時間8月9日、2億人のメンバーがいる「Facebook Groups」向けに、人々を1対1でつなげるためのツールをリリースすることを明らかにした。
これはつまり、Facebookグループの管理者がメンターとメンティー(指導を受ける側)をマッチングするプログラムを作成できるということだ。組になった2人はその後、ステップバイステップのデジタルガイドを通じて相互に理解を深めることができる。ガイド内の記事を共有したり、記事について意見を交わしたりできるほか、Facebookのチャットアプリ「Messenger」を通じて会話することもできる。
現在のところ、このプログラムの主な目的は、子育て、職業教育、自己啓発にある。たとえば、Facebookによると、「Aviation Center Mentorship」というあるグループは、デルタ航空のパイロットと若い航空学生をつなげたという。このパイロットは、トレーニングを進める中で、学生にキャリアについて助言をした。
Facebookは2017年11月、教育や危機克服の問題に取り組んでいる人々をつなげることに重点を置いた小規模なテストプログラムの中で、初めてメンターシップツールを発表した。このパイロットプログラムでFacebookは、非営利団体と協力して人々をマッチングした。
Facebookは今回、この機能をFacebook Groupsに拡大し、グループ管理者に権限を委譲してマッチングを推し進める。
Facebookはここ数週間にわたり、「数万」のFacebook Groupsでこの機能をテストしており、「数千」人が相手を見つけた。
Facebookはツールの悪用を防ぐ必要がある。メンターもメンティーも18歳以上でなければならない。Facebookでメンターシップ担当製品マネージャーを務めるGabriel Cohen氏によると、両者ともにいつでも相手をブロックできるほか、グループの管理者やFacebookに問題を報告することもできるという。メンターとメンティーの間のやり取りはすべてオンラインで行われる。2人が実際に会うことにした場合は、2人だけで段取りをつけられる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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