米ウェストバージニア州が国外に駐留する兵士に対し、11月の中間選挙にモバイルアプリで投票できるようにすると報じられている。
ウェストバージニア州のMac Warner州務長官が進めているモバイル投票は、投票用紙の郵送に代わる手段となるもので、同州の各郡はこの方法を採用するかどうかを個別に判断できるという。CNNが報じている。
アプリを開発したのはボストンを拠点とするVoatzで、投票者はこのアプリを使って、政府発行の身分証明書の写真と自分の顔を撮影した動画をアップロードすることによって登録する必要がある。
顔認証ソフトウェアによって写真と動画を比較し、同一人物であることを確認したうえで、アプリによる投票が承認される。ブロックチェーン技術を活用して各票を匿名化し、記録する。
「われわれのために命をかけて国外で任務を遂行する男性や女性にも、他の人々と同じように投票権が与えられてしかるべきだ」とWarner州務長官はCNNに語った。
このモバイル投票導入の背景で、米政府とIT業界幹部らは、選挙結果や選挙活動に影響を与えようとするロシアによる干渉の問題に取り組んでいる。
Warner州務長官とVoatzにさらなるコメントを求めたが、直ちに回答は得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」