ソフトバンクグループの半導体設計企業である英Armは8月3日、デバイスからデータまで一貫して管理できるIoTプラットフォームを提供する米Treasure Dataを買収したことを発表した。買収額は非公開。Armは「トレジャーデータはArmにとってIoTソリューションのパズルを埋める最後のピースとなる」と説明している。
Armでは、トレジャーデータおよび過去に買収したStream Technologiesのテクノロジを、IoTデバイス管理サービス「Arm Mbed Cloud」と組み合わせることで、エンド・トゥ・エンドのIoTコネクティビティ、デバイス管理およびデータ管理のプラットフォーム「Arm Pelion IoT Platform」を提供するとしている。
Arm Pelion IoT Platformは、あらゆる規模のIoTデバイスやデータを、シームレスかつセキュアに接続、管理できることが特徴だという。パブリックおよびプライベートクラウド、オンプレミス、ハイブリッド環境のいずれの環境でも動作するよう設計されているほか、請求を一元化することで、インフラコストを低減するとともに業務効率を高められるとしている。
同プラットフォームを通じて、半導体や移動体通信事業者(MNO)、チャネル、テクノロジ企業など、さまざまな業界の140社以上のパートナー企業と協業し、強力なパートナー・エコシステムを構築しているとのこと。また、1秒あたり200万件ものイベントを処理し、1日あたり数十万のクエリと50兆件のレコードを処理する、トレジャーデータのEnterprise Customer Data Platform(CDP)を内包していることも強みだという。
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