こだわりは“高出力、多様性、安全性”--高性能モバイルバッテリ「Omnicharge」 - (page 3)

坂本純子 (編集部)2018年08月21日 10時00分

Omnicharge Omni20 USB-Cの特長

——USB Type-Cモデルも追加されました。

 Omni20 USB-Cは2つのUSB Type-Cと2つのUSB Type-Aを搭載しています。一つのポートで60Wまで、2つのポートを合わせて合計100Wまで出力できるので、非常に早く充電できます。2台のMacBookを充電できるぐらいの容量があり、USB Type-Cのモバイルバッテリとしては、最高の出力を誇ります。

2つのUSB Type-Cと2つのUSB Type-Aを搭載したOmni20 USB-C
2つのUSB Type-Cと2つのUSB Type-Aを搭載したOmni20 USB-C

 充電しながら給電できるのも特長です。また、充電ではなく、USBハブの機能も付いているので、MacBookのようなポートが少ない機器でも、Omnichargeを経由してUSBドライブを読むということにも使えます。

 USB Type-Cのパワー・デリバリー(PD)は、最大100Wまでの受給電を可能にするUSB電力拡張規格で、お互い何ワットかを教え合うものなので大丈夫ですが、それ以外はワット数を設定する必要があります。大抵はACアダプタの裏に書いてあるので、それを見て一度設定すれば本体が記憶します。

 ただし、PDと一言でいっても、アップルに対応したPDもあればChromebookに対応したPD、ASUSに対応したPDと、規格がありながらもバラバラです。われわれのプロダクトは確実にほぼすべてのメーカーと適合検査をしているので、正確かつ確実にPDができます。

 今後必ずというわけではありませんが、新製品がでてきたらファームウェアのアップデートで対応します。現状市場に出ているものはすべて対応しています。

今後はソーラー充電オプションもリリースへ

——今後の展開は?

 市場で売っているほぼすべてのソーラーパネルが使えますが、近々自社製品としても用意する予定です。先ほども少し触れましが、壁コンセントだけでなく、USB、ソーラー、車載充電ポート、ノートPC用のアダプタなど、アダプタの出力電圧が4.5V~36V、最大45Wであれば再充電が可能です。

 一般に市販されているソーラーパネルは、非常に日差しが強いときでもUSBに適合するまでわざと電力を落とします。

 Omnichargeの中にはMPPTという機能があり、つねに最大の電力にあわせて入力できます。日差しが強く、強い電力が入ってきても、それを最も強い状態のまま充電ができます。通常はUSBポートだと思いますが、われわれが今度リリースするソーラーパネルは、直接DCの出力ポートを付けています。

 実際にソーラーパネルでスマホが充電できるものが売っていると思いますが、今後はわれわれのソーラーパネルをOmnichargeに充電してそこから充電したほうが早く充電できるのではないでしょうか。

教育機関から空港ラウンジサービスまで、広がる用途

——米国では、個人だけでなく企業や学校などでも導入されているようです。

 フォトグラファーなどいろいろなプロフェッショナルに使っていただいていますが、重宝されているのは、一つのデバイスでさまざまな充電ができるという点です。ほかにも米国軍、災害対策をする人、簡単にいうと、バッテリ切れがクリティカルになる仕事をしている人に向いています。

 最近では、NASAのエンジニアからも引き合いがありました。情報の正確さが非常に重要だったり、バッテリ切れが起きないようにしなくてはならなかったりするときに便利です。

 そうした中、新しくパワーステーション「Omni Power Station 5X」(23万1800円)と「Omni Power Station 10X」(40万5800円)を開発しました。Omni Power Stationは、10台のOmnichargeを充電できるデバイスで、Omni20のすべての機能を備えています。

「Omni Power Station 10X」(40万5800円)
「Omni Power Station 10X」(40万5800円)

 プロフェッショナルの現場で、会社組織で大量に使っているが、充電管理ができないかという要望から始まりました。

 米国では大学でほとんどの生徒がPC持ち込みます。問題はパソコンの充電が切れてしまうということ。ほとんどの大学の建物はとても古くて、コンセントをいろいろなところにつけるのがむずかしい。電気工事代もかかります。でも、これを一つ置いておけば、壁の1つのコンセントで10個分のOmnichargeを、3時間で充電できます。

 パワーステーションはスマートな機能を持ち、中に管理機能がついています。Wi-FiとBluetoothが入っており、クラウドでの管理もできます。もちろん、単なる充電器としてスタンドアロンで使うこともできます。

 クラウド管理は、借りるときに、アプリでアクティベートすることで、どこでだれが借りたか、返したかを管理できるようになります。そうした管理機能を使わなくても、図書館のように本体を貸し借りすることもできます。

 教育機関、IT、医療分野、レストランなどさまざまなところに導入が進んでいます。ペンシルバニア州立大学では、多くのOmnichargeを入れてもらっています。教室の中で、壁から電源をとるのは危険性もありますし、学生にとっては、自分の席で充電できるOmnichargeは便利です。

 VMWareでは会議室に電源をおかずにパワーステーションを置き、お客様に貸し出していますし、ジョン・F・ケネディ空港のWingtipsラウンジにも導入されています。

 ほかにもポルシェのディーラーでは、待合室にパワーステーションを置き、お待ちいただく間に仕事するといったことにも活用いただいているほか、軍や対策本部でも使われています。

 われわれの方向性としては、もっとプロフェッショナルに満足いただけるように、高出力であったり安全性であったりというところを進化させていき、プロフェッショナルのためのソリューションを開拓していきたいと思っています。

 近々新製品として、さらなるハイエンドユーザーに向けた「ULTIMATE」を、9月から米国のクラウドファンディングでスタートする予定です。持ち運べるモバイルバッテリとしては、一番ハイエンドなものになります。どうぞ期待をしていてください。

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