キングジムは7月25日、手書きでメモが取れ、書いた内容を忘れないように、アラームで知らせてくれる新感覚のデジタルツール「カクミル」を開発したと発表。クラウドファンディングサービス「Makuake」でプロジェクトを開始した。期間は10月30日まで。
キングジムは、離席時の荷物を見守るデジタルツール「トレネ」で初めてクラウドファンディングを起用した。今回は、製品の市場受容性の確認を目的とし、一定の目標金額に達したときのみ製品化する「All or Nothing」という形式でプロジェクトを実施する。価格は1万円から。目標金額は1000万円だ。
カクミルは、デスクの上に置いて、必要なときにすぐにメモが取れるデジタルツールだ。メモを取った内容を忘れないように、アラームや画面表示で知らせることで、スケジュールや To Doリストの“うっかり忘れ”を防ぎ、ビジネスをサポートする。
画面には、常時表示が可能な E Inkの電子ペーパーディスプレイを採用しているため、低電力で長時間使用できるとしている。また、付属機能として、カレンダー、時計、電卓機能も備える。
電話の内容をメモしたり、To Doリストを紙に書いていても、メモが見当たらず焦るという経験をしたことがある人もいるかもしれない。実際に、紙自体をなくしてしまったり、うっかり忘れてしまい大事な仕事の時間に遅れてしまったという開発担当者の体験をもとに企画されたのがカクミルだ。
カクミルはオフィスのデスク上でも馴染みやすいデザインで、カレンダーや電卓などの機能を付加することでデスク上の備品を集約でき、スペースを有効活用できるだけでなく、「カクミルにメモしておけば大丈夫」という安心感を得られるとしている。
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