米国のTVアニメ「宇宙家族ジェットソン」に出てくる「ロジー」のようなロボットが欲しいと思ったことはないだろうか。
その夢は、「Misty II」が叶えてくれるかもしれない。筆者がコロラド州ボールダーにあるMisty Roboticsの本社を訪れたとき、このロボットは筆者にコーヒーを運び、LCD画面の目にハートを光らせてみせた。
Misty Roboticsは、社名と同じ名前を持つこのロボットが、まるでロジーのように、ユーザーの家族の一員となることを期待している。Misty IIは、各種センサとカメラを備え、部屋をマッピングしたり人間の顔を認識したりするなど、さまざまなことをこなせるのだ。
だが、Amazonも家庭用ロボットを開発しているとの報道があるほか、「Kuri」「Pepper」「BUDDY」など、可愛らしいロボットのライバルは多い。そんな中で、Misty IIはほかと何が違うのだろうか。
Misty IIでは、プログラマーや学生向けのロボット開発プラットフォームが用意されている。これを使って、部屋のマッピング、自宅周りの防犯対策、音声アシスタント機能など、さまざまなスキルを開発することが可能だ。
筆者が取材で目にしたスキルは、オフィスでの来客対応に役立つものだった。Misty IIは、筆者の顔を登録すると、筆者に挨拶をしてからくるりと向きを変え、筆者の面会相手を探して来訪を伝えてくれた。
「何といってもMistyを人間の役に立つものにしたいが、それと同時に、彼女は小さな相棒のような存在でもある」と、Misty Roboticsの創設者で製品担当責任者のIan Bernstein氏は述べている。
Misty IIは現在、1999ドルで購入予約を受け付けており、北米への出荷は2019年2月を予定している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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