「Amazon Echo」などのスマートスピーカによって、音声操作が多くの家庭で使われるようになっている。しかし、「Alexa」の言葉が聞こえない人はどうするのか。そもそも、Alexaに話しかけるのが困難または不可能な人はどうするのか。
Amazonは、そうした疑問に対する答えを用意した。米国時間7月23日から導入された「Tap to Alexa」機能は、その名前が示すとおり、タッチ画面付きスマートスピーカ「Echo Show」の画面をタップするだけで、カスタマイズ可能なショートカットにアクセスし、天気やニュース、タイマーなど、Alexaの一般的なアクションを起動することができる。これらのショートカットは、ユーザーの使い方に合わせて並べ替えたり、他のショートカットと入れ替えたりできる。また、新しくキーボードアイコンも追加され、これをタップすると、話しかけなくても特定のコマンドを文字入力できる。
さらに便利なことに、Alexaの「Routines」(定型アクション)を起動させるショートカットボタンも追加できるとAmazonは述べている。Alexaの最も優れた機能の1つといえる定型アクションは、複数のアクションを一度に実行できるAlexaのカスタムコマンドだ。
Tap to Alexaを利用するには、Echo Showの設定メニューから、アップデートされた「Accessibility」セクションを開いて、トグルをオンにするだけでいい。さらに同じ画面から、着信した音声メッセージを文字に変換したり、Alexaの言葉を画面にキャプション表示する機能も有効にできる。
「Alexa Captioning」(Alexaキャプション)は、数カ月前から米国で提供されていたが、23日から英国、ドイツ、日本、インド、フランス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでも利用できるようになる。
現在のところ、Tap to AlexaはEcho Show限定の機能だが、Amazonの広報によると、さらに小型の「Echo Spot」への搭載準備も進めているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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