「差し入れ」文化をネットでも--お絵描きライブ配信「pixiv Sketch LIVE」にお布施機能

 ピクシブは7月12日、同社が運営するお絵かきコミュニケーションプラットフォーム「pixiv Sketch」において、視聴者がライブ配信者へ応援の気持ちを形として送れる「エール」機能の提供を開始した。

ピクシブが「エール」機能の提供を開始
ピクシブが「エール」機能の提供を開始

 pixiv Sketch LIVEは、作品を制作する様子を誰でも無料で配信・視聴できるライブ動画配信サービス。最大4人まで同時配信が可能だ。今回搭載したエール機能では、約1500種類の絵文字をエールとして送ることが可能。エールは1つあたり100pixivポイントで購入でき、1回につき最大5つまで送信できる。

「エール」の送信画面
エールの送信画面

 pixivポイントは、同社が提供する各種サービスで貯めて使えるポイントサービス。現在は、pixiv Sketch LIVEのみで対応する。1ポイント=1円で、クレジットカード(VISA・Mastercard)では1,000ポイント、iOSアプリでは120ポイント、Androidアプリでは100ポイントからの購入が可能だ。

 ライブ配信者には、配信中に送られたエールやコメントなどの量に応じて、同社から「リワード」(報奨金)が支払われる。リワードは、pixivポイントに交換するか、現金として受け取ることが可能。現金を希望する場合は、所定の振込手数料が必要となる。

 ピクシブは、エール機能を「同人誌即売会の『差し入れ』文化に着想を得た」としている。販売者と購入者という関係性を越えて創作活動を応援する差し入れのように、クリエイターの意欲をより高められることを目的としているという。

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