中国のスマートフォンメーカーZTEが新経営陣を指名したという。The Wall Street Journalが報じた。米国製品の購入を禁止する制裁の解除に向け、取り組みを進めている中での措置だとされる。
新しい最高経営責任者(CEO)は、ZTEのドイツ事業を統括していたXu Ziyang氏で、最高財務責任者(CFO)、最高技術責任者(CTO)、人事責任者も新たに指名されたという。
米商務省の産業安全保障局は米国時間7月2日、ZTEと取引している一部の企業を対象に、同日〜8月1日までの制裁解除を認めた。また同社は、8月1日までに米国側の要求に応じる見通しだとされている。
ZTEは、7年間の米国製品購入禁止措置を受け、「主要な営業活動」を停止せざるを得なくなっていた。禁止措置を受けたのは、ZTEが2017年の合意条件に違反して、米国製品をイランと北朝鮮に違法に輸出する行為に従事した従業員らを解雇しなかったためだった。
Trump米大統領は6月、ZTEの制裁解除を明言したが、制裁を続けるべきだとして動いている米議会議員もいる。ZTEは、米国で事業を再開するために、10億ドル(約1100億円)の罰金も支払うことも求められていた。
米CNETはZTEにコメントを求めたが、返答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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