ZOZOSUITの“体型データ”から「ビジネススーツ」をオーダーメイド可能に

 ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイは7月3日、採寸型ボディースーツ「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」で計測した体型データをもとに、完全オーダーメイドでメンズの「ビジネススーツ」と「ドレスシャツ」を注文できるサービスを、同日18時より開始すると発表した。

 価格は、ビジネススーツが3万9900円でお試し価格は2万1900円。ドレスシャツが4900円でお試し価格は2900円。当初はセットのみでの販売となり、お試し価格は2万4800円となる。

ZOZOSUITの“体型データ”から「ビジネススーツ」をオーダーメイド可能に
ZOZOSUITの“体型データ”から「ビジネススーツ」をオーダーメイド可能に

 ZOZOSUITは、着るだけで全身を採寸できるボディースーツ。計測データをもとにオーダーすることで、ファッションECの課題である“サイズやフィット感の不安”の解消することを目指している。

「ZOZOSUIT」の計測の様子
「ZOZOSUIT」の計測の様子

 同社は2017年11月にZOZOSUITを発表。同月から順次発送する予定だったが、想定を大きく上回る注文があったことから配送が大幅に遅れていた。そこで技術的な改良を施し、計測方法をセンサ方式からマーカー方式へと変更した新モデルを4月27日に発表し、より早く届けられる体制を構築した。

 スタートトゥデイ代表取締役社長の前澤友作氏によれば、7月3日時点で55万3179枚のZOZOSUITを無料配布したという。また、世界72の国と地域に住む約10万人に対して、ZOZOSUITとTシャツ、デニムを届けるキャンペーンを実施することも明らかにされた。

55万3179枚のZOZOSUITを無料配布したという
55万3179枚のZOZOSUITを無料配布したという

 新たに販売を開始するビジネススーツとドレスシャツは、従来のようにあらかじめ用意されたサイズパターンの中から体型にあったものを選ぶのではなく、ZOZOSUITによる体型データをベースに、注文を受けてから作り上げる。これにより、肩傾斜や体型の左右差も考慮された衣服に仕上がるという。注文から最短1〜2週間で届ける。8月にはネクタイも発売する予定だ。

7色のビジネススーツを用意した
7色のビジネススーツを用意した

 また同日には、新たにメンズの「VネックTシャツ」「クルーネックポケットTシャツ」「ストレートデニムパンツ」、ウィメンズの「VネックTシャツ」「オックスフォードシャツ」「ストレートデニムパンツ」「スキニーデニムパンツ」を、同じく18時から発売することも発表された。こちらも、ZOZOSUITの体型データから最適なサイズを選んで提供するという。

 価格は、VネックTシャツ(共通)が1200円、ストレートデニムパンツ(共通)が4900円、クルーネックポケットTシャツ(メンズ)が1500円、オックスフォードシャツ(ウィメンズ)が3900円、スキニーデニムパンツ(ウィメンズ)が4900円となる。

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