5年前に株式を非公開化したDell Technologiesが再上場を果たす。
Dellは米国時間7月2日、同社の既存のクラスV株(トラッキングストック)を、クラスC普通株式に転換すると発表した。取引規模は217億ドル(約2兆4000億円)になるという。
クラスC普通株式は、ニューヨーク証券取引所に上場することになる。
同社の創設者で、同社普通株式の72%を保有する主要株主であるMichael Dell氏が、会長兼最高経営責任者(CEO)として留任する。2013年の株式非公開化で同氏と手を組んだ投資会社のSilver Lakeが、24%の少数株式をそのまま保有する。
今回の取引を推奨したのはDellの独立取締役で構成される特別委員会だが、実施にはクラスV株を保有する株主による承認が必要だ。
「この5カ月間、独立系の財務および法務顧問らの支援の下、株主価値を最大限に高めるための複数の選択肢を慎重に検討してきた」と同委員会は述べた。
Michael Dell氏は、同社の次なる章への期待を示した。
「かつてないほどのデータ増加がITのデジタル時代を促進している」と同氏は述べ、「当社は技術とサービスからなるポートフォリオによって、顧客のデジタル、IT、セキュリティ、労働力の転換を実現するための比類ない立場にある」とした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」