Amazonは米国時間6月19日、同社の新しい集合住宅用宅配ロッカー「Hub by Amazon」が、初期段階で一定の成功を収めていることを明らかにした。
同社は2017年7月、大きな金属製ロッカーを集合住宅の共用エリアに設置し、住民が24時間いつでも自分の荷物を受け取れるようにする同プログラムを提供開始した。
Amazonは19日、このプログラムを正式に発表し、米国中で50万人を超える居住者が現在、Hubを利用できる状態にあることを明らかにした。その数は毎月数千人単位で増える見込みだという。しかし同社は、利用されているHubの数と、その設置場所の数を公表することは避けた。複数の大手不動産会社などがHubの利用を契約しており、これにはAvalonBay、Fairfield Residential、Pinnacle、J.P. Morgan Asset Management、WinnResidential、Equity Residentialが含まれるという。
Hubの設置によって、居住者にとっての利便性が増すだけでなく、集合住宅の管理者の負担も軽減するはずだ。また、Amazonや宅配業者にとっても、荷物を確実に安全な場所に配達する上で役立つだろう。
HubはAmazonにとって、まったく新しい概念ではない。同社は2011年に、「Amazon Locker」という宅配ボックスを食料品店、ジム、コンビニエンスストアなどの公共の受け取り場所に設置するサービスを提供開始した。しかし、Amazon Lockerは主にAmazonの配送のみに使われているのに対し、Hubは集合住宅に配達されたすべての荷物で利用されることを意図している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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