ラトガース大学の研究チームは、採血から血液検査まで自動実行する医療ロボットを開発した。
このロボットは、画像解析で採血に適した血管を選び、針を刺して採血し、すぐに各種検査まで実行する。血液サンプルを外部の検査機関へ送って調べる必要がなく、入院患者のベッドサイドや、病院の診察室、救急車など、検査を実行したい現場ですぐに結果が分かる。
検査モジュールは、さまざまな化学分析をチップ上で実行するラボオンチップ(Lab on a Chip:LoC)を搭載。人工の腕と血管、血液に似せた液体などを使って試験したところ、白血球細胞の検査で高い精度の結果が得られたという。
血液検査は基本的で重要な医療行為なのだが、その難易度は採血する担当者の習熟度や被採血者の生理的特性に左右されやすい。また、時間と手間もかかる作業だ。
研究チームは、このロボットで採血から検査までの負担が軽減され、必要な時間が大幅に短縮される、としている。その結果、医療現場の業務を改善し、治療にかける時間を増やせる、と見込む。
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