エンハンスは6月26日、パズルアクションゲーム「ルミネス リマスター」を発売した。対応機種はNintendo Switch、PS4、Xbox One、PC(Steam)で、価格は各1800円(税別)。
本作は、「Rez」や「スペースチャンネル5」などで知られるクリエーターの水口哲也氏がプロデュースし、2004年にPSP用ソフトとして発売された、音と光のアクションパズルゲーム「ルミネス」のHDリマスタータイトル。落ちてくる2色で構成される2×2のブロックを操作し、正方形を作るようにうまく積み、左から右へと流れるタイムラインのバーが通過すると消えるというのを繰り返していく内容となっている。
今回のルミネス リマスターについて、ディレクターを担当したレゾネアの石毛栄一郎氏によれば、まずグラフィックの高解像度化を図り、PS4/Xbox One/PC版において4Kに対応。4K対応の大画面テレビなど環境が整っていれば、光の鮮やかさなど映像表現が豊かに映り、没入感と気持ちよさを感じられるという。また初代作以降のシリーズにおいて取り入れられたゲームモードなどをいくつかピックアップして追加していることから、"リマスター+アルファ”の内容としている。
そして大きな特徴となるのが、コントローラの振動。これは操作しているものだけではなく、「トランスバイブレーション」と題して別のコントローラーも振動させ、“音を感じる”ような体験を味わうことが可能となっている。そしてこの機能をより体感できるのが、Nintendo Switch版と説明した。
Nintendo Switchのコントローラ「Joy-Con」には多彩かつ複雑な振動を表現できるHD振動が搭載されているうえ、操作するJoy-Con1セット(2個)に加え、最大3セット(6個)の計8個を振動させることが可能。例えば腕や腰、足に着けると全身で振動を体感することができる。振動についても、操作のフィードバックだけではなく、サウンドクリエーターが音の波形データを見て、曲の盛り上がりを意識し、曲にのれるような振動を全曲に付けているという。
ちなみに石毛氏によれば、ベルトに挟むなどできるだけ肌に近い位置にコントローラを装着すると、繊細な振動が感じやすいという。筆者も実際に腰のあたりに2個のコントローラを装着してプレイすると、それだけで自然と気持ちが高揚してくるほどのもの。この体験を一度すると、逆に振動なしでプレイするのが物足りなくなると感じたぐらいだ。
なお、PS4版(PlayStation Store)とPC版(Steamストア)においては、発売から2週間(7月9日まで)限定で、デジタルデラックスDLCが無料でバンドルされるキャンペーンを実施。PS4版はオリジナルサウンドトラック(20曲)、アバター(5種類)、ダイナミックテーマ(1種類)。PC版はオリジナルサウンドトラック(20曲)、アバター(5種類)、4Kサイズの壁紙。なお、サウンドトラックの楽曲は共通となっている。7月10日以降は、デジタルデラックスDLCと、それぞれのアイテムは単品で販売する。
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