沖縄のモノレールが中国決済「Alipay」に対応--オリックスなどが実証実験

 オリックスとTIS、アントフィナンシャルジャパン、日本信号、QUADRAC、沖縄都市モノレールの6社は6月21日、中国最大の電子決済サービス「Alipay」を鉄道の改札機で直接利用できるサービスの実証実験を、沖縄都市モノレールの「ゆいレール」で開始すると発表した。実証実験は、6月22日から開始する。

 ゆいレールは、那覇空港と市街地を結ぶモノレール路線。Alipayユーザーはゆいレールに乗車する際、アプリ画面に表示されるQRコードを、自動改札機にかざすことでサービスを利用できる。

 実証実験では、オリックスがAlipay発行者であるアントフィナンシャル・TISとの精算業務を担当。沖縄都市モノレールや日本信号、QUADRACは、場の提供やソフトウェア改修、ソフトウェアフレームワークの提供・運用などを担う。

実証実験のシステムフロー
実証実験のシステムフロー

 観光局の調査によると、「訪日外国人の旅行中に困ったこと」として、「交通」が第2位に挙げられている。6社は、ゆいレールにおけるAlipay高速決済の実証実験を通じ、改札機で直接Alipayを使用できる体制を整えることで、訪日中国人旅行者の交通利便性の向上を目指す。また、今後もサービスを拡充し、訪日外国人旅行者の課題解決に貢献するとしている。

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