ジョージア工科大学の研究チームは、手指で作るポーズを識別可能なウェアラブルシステム「FingerPing」を開発した。手袋のような手全体を覆うデバイスでなく、手の親指と手首に計測用バンドを装着するだけで使える。
FingerPingは、手と指で作るポーズの識別に、指から手首へと伝わる音波を利用する。親指に巻いたリングから音波を出し、それを手首側のリングで受け取るのだが、ポーズによって音の伝わり方が変わるため、受信した音波を解析することでポーズを区別できるという。
研究チームが実際に稼働するシステムを作って試したところ、1から10までの数字を示すアメリカ手話(ASL)のサインを含め、22種類のポーズを識別することに成功。各ポーズをゲーム機やPC、スマートフォンの操作と連携させれば、手の簡単な動きで各種デバイスを扱えるとしている。
FingerPingの紹介ビデオ(出典:米計算機学会/YouTube)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」