中古車買取販売のガリバーを運営するIDOMは6月29日、クルマの査定から売却、中古車の購入までをオンラインで完結できるアプリ「ガリバーオンライン」の提供(スマホ向けURL)を開始した。
同社によると、従来のクルマの売買は、店舗に来店してスタッフとの相談のうえ、買取や購入に至る流れが一般的だったという。その中で、来店の手間を省き、作業を最小限にしてクルマを売却したいという声が寄せられていたと説明する。
今回公開したガリバーオンラインでは、「車両と車検証の写真」と「事故の有無」をチャットで連絡することで、スタッフとのやりとりの後、来店することなく査定。提示された査定金額に納得できれば、そのまま売却できる。ただし、本人確認、名義変更書類などの必要書類の送付は別途必要になる。また、クルマの購入に関しても同様にチャットにてやりとり後、そのまま契約が可能だという。
同社では、店頭でスタッフとしっかり話してから買い取りを決めたい人、時間がないのですぐに済ませたい人、時間がかかってもいいから少しでも高く売りたい人など、幅広いニーズに対応できるように、今後も新サービスや新機能を検討するとしている。
なお、6月5日にはDMM.comが、クルマ売却アプリ「DMM AUTO」(iOS版)の提供を開始している。こちらは車体と走行メーター、車検証をスマホカメラで撮り、簡単な項目に答えることで、リアルタイムに変動する中古車市場データに基づき、AIが最適価格を提示。売却成立後はクルマを引渡し、必要書類を郵送することで現金化できるサービスとなっている。
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