鼻歌を歌って楽曲を探し出せるサイト「midomi.co.jp」を運営するMelodisが、音声合成ソフトウェア「VOCALOID」を開発するヤマハ、通信カラオケ「JOYSOUND」を運営するエクシングと連携する。楽曲データベースを拡充するとともに、同社の技術を提供する。
まずヤマハとは、VOCALOIDを使った歌声を作成し、midomiのデータベースに追加することで合意した。「ヤマハと協調することにより、音声合成の最先端技術を使い、midomi音楽データベースがすでに保持している歌詞とメロディデータから合成音声を作成することで、ユーザーが合成音声で楽曲を聴けるようにする」とMelodis CEOのKeyvan Mohajer氏は狙いを説明している。
また、ヤマハは今回の契約により、Melodisが開発した、歌詞とメロディを合わせる技術「ダイナミック・トランスミッション・マッチング(DTM)」のアルゴリズムを使って、VOCALOIDで歌詞とメロディを整合させる権利を得たとのことだ。
エクシングとは、JOYSOUNDのカラオケ曲10万曲のMIDIデータをmidomiデータベースに提供することで合意している。今後も毎月1000曲の新曲データを追加していくという。
さらに、エクシングはJOYSOUNDのサイトにMelodisの検索機能を組み込むことを検討しているという。JOYSOUNDのユーザーコミュニティに対し、強化した音楽検索機能を提供するのが狙いだ。
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