サイバーエージェントは6月14日、同社が運営するAmebaにおいて、スキルシェアリングサービス「REQU(リキュー)」を開始した。まずは「Ameba」が認定する約100名の芸能人や有名人、著名インフルエンサーなどが参加し、知識や特技などのスキルを販売するという。
REQUでは、ブログやSNSで影響力を持つ個人を対象に、自らが持つスキルを商品として売買できる仕組みを提供する。たとえば、SNSでファッションについて投稿しているインフルエンサーがそのセンスを生かして、着回しを購入者にアドバイスしたり、海外旅行の経験が豊富なブロガーがその国を訪問したいと思っている人にガイドブックには載っていない楽しみ方を提案したりするイメージだ。
商品の提供方法としては、販売者が購入者とやり取りをしながら、要望に応じて納品物を作成・提供する「オーダーメイド」と、作成した記事やマンガ・動画などの作品をコンテンツ単位で販売する「有料コンテンツ」の2種類が用意され、提供したいスキルに合わせて販売できるという。商品の情報はアメブロに埋め込むことができ、閲覧者はブログ記事面から商品を購入できる。
当初は、「金田朋子の絶対に起きられる目覚ましボイス」(声優・金田朋子/金額100円)や、「小学生の徒競走を松木安太郎が熱く解説します」(サッカー解説者・松木安太郎/金額1万円)、「ざわちんが『ライブにコスプレ参戦する人専用』ものまねメイク伝授します」(タレント・ざわちん/金額4万円)、「鋼のメンタルを持つクロちゃんが、弱ったあなたを毎週ポエムで1ヶ月応援するしん!」(お笑い芸人・クロちゃん/金額1万円)などのスキルが販売されるという。
今後は、オーダーメイドや有料コンテンツ以外にも機能拡充を行い、影響力を持つ個人の活動を支援する総合的なプラットフォームとして開発を進めるとしている。さらに、参加リクエストも受け付けることで、2019年度中に1万人のセラー獲得を目指す。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス