ディープコア、AIスタートアップに特化したファンドを設立

 ディープコアは5月31日、シード、アーリーステージのAIスタートアップへの投資を目的とした、ベンチャーキャピタルファンド「DEEPCORE TOKYO1号 投資事業有限責任組合」の設立を発表した。

 本ファンドは、シード、アーリーステージの有望なAIスタートアップに投資を行い、成長を支援することが目的。ディープコアが運営する「KERNEL HONGO」から生まれたAIスタートアップや、すでに設立されているAIスタートアップも投資対象としている。

 募集は最終クロージングが完了する12月まで行う予定。具体的には、事業面および技術面のサポートや、アーリーステージでの資金提供、次ラウンド以降の資金調達を支援する。

 さらに、NVIDIAのサポートによる技術コンサルティングの提供や、「Deep Learning Institute(DLI)」の開催、「Inception Program」への推薦に加え、総務、経理、人事、PRなど、バックオフィス支援パッケージの提供も予定している。

 ディープコアは、AI、特にディープラーニング分野の起業家の育成を目指す、AI特化型のインキュベーター。新たなAIテクノロジーを創出するコミュニティ運営や、企業などとの共同実証実験、スタートアップ支援を行っており、4月には本ファンドの投資第1号案件として、VAAKへの出資を実行している。

左から、ディープコア 代表取締役社長の仁木勝雅氏、VAAK 代表取締役社長の田中遼氏
左から、ディープコア 代表取締役社長の仁木勝雅氏、VAAK 代表取締役社長の田中遼氏

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