ナノロボット技術で実現した極小ハウス--フランスの研究チーム

Bonnie Burton (CNET News) 翻訳校正: 緒方亮 高橋朋子 (ガリレオ)2018年05月29日 12時49分

 狭小の住宅が現在、新しいもの好きやミニマリスト、シンプルに暮らしたい人たちの間で人気を呼んでいる。しかし、狭小の住宅を熱心に探している人にとっても、あまりにも小さな「家」があるようだ。

 この極小ハウスは、屋根や側面窓などを備えながら、300×300マイクロメートルの土台の上に作られている。家自体のサイズは1辺がわずか20マイクロメートルほど。1マイクロメートルは1mの100万分の1だ。

 これがどのくらい小さいかというと、チリダニの糞のサイズがだいたい3マイクロメートルと考えるといいだろう。

 この普通ではない家を組み立てたのは、フランスのブザンソンにあるFEMTO-ST研究所だ。デュアルビーム走査電子顕微鏡を備える「μROBOTEX」プラットフォームを使用し、そのプロセスには真空チャンバでシリカ膜からモデルを作製する超小型ロボットが利用されているという。

 この極小ハウスは、5月に公開された最新研究の一環として、μROBOTEXプラットフォームの能力を示すために作製された。

FEMTO-ST Institute
提供:FEMTO-ST Institute

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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