数値で見るスマホの汚れ度合い--ハンドソープで洗える「arrows Be」のメリットとは

 富士通コネクテッドテクノロジーズ(FCNT)は5月23日、スマートフォン「arrows Be F-04K」を5月25日より全国のNTTドコモ取扱店で発売すると発表した。

 NTTドコモの夏モデルとして発表されているラインアップの一つで、毎月の通信料が1500円値引きされる料金プラン「docomo with」対象のスマートフォンだ。

ハンドソープで洗えるarrows Be
ハンドソープで洗えるarrows Be

 約1200万画素のカメラには一眼レフ技術を搭載し、暗いところでもよりきれいに撮影できるようになった。画面の割れにくさも特徴で、高さ1.5mから26方向でコンクリートに落下させる試験をクリアしている。

高さ1.5mから26方向でコンクリートに落下させる試験をクリアしている
高さ1.5mから26方向でコンクリートに落下させる試験をクリアしている

 また、前モデルも水洗いができたが、今回は泡タイプのハンドソープで洗えるようになった。高齢者向けには、ダブルタップするだけで文字を拡大できる「Exlider」機能なども備えた。

スマホは意外と汚れている--数値で見る汚れ具合

 家に帰ったら、手を洗うようにスマホ洗いも習慣化を──これはFCNTの新たな提案だ。そうはいっても、ハンドソープで洗えることにどの程度意味があるのか、疑問に思う人もいるかもしれない。

清潔なまな板や包丁の目安は500RLU以下。これに対し、例として挙げられた使い込まれたキーボードは約6000RLU、使用済みの靴下は4万RLU
清潔なまな板や包丁の目安は500RLU以下。これに対し、例として挙げられた使い込まれたキーボードは約6000RLU、使用済みの靴下は4万RLU

 毎日手にするスマートフォンは思った以上に汚れているのだという。発表会では汚れ度合いを測定できる「RLU測定器」の数値をもとに、数日使用したままの状態、水で洗った状態、ハンドソープで洗った後と3つパターンで測定するデモを披露した。

綿棒のようなもので表面をこすり、検査液とともに測定器にかける
綿棒のようなもので表面をこすり、検査液とともに測定器にかける

 綿棒のようなもので表面をこすり、検査液とともに測定器にかける。測定箇所に、菌や食品残渣などに共通して存在する物質や加熱や発酵・酵素反応などにより変化した状態の物質がどれくらい残っているかを数値化したものがRLUという単位で、汚れ度合いの目安となる。

 なお、清潔なまな板や包丁の目安は500RLU以下だ。これに対し、例として挙げられた使い込まれたキーボードは約6000RLU、使用済みの靴下は4万RLUとかなり数値が高い。

 数日使用したarrows Beは、3419RLUという結果だった。特に目立つような汚れはなくても、会話をしたときに、ガラスの表面に皮脂やファンデーションなどの汚れがつく可能性がある。

数日使用したarrows Be
数日使用したarrows Be

 次に水洗いした状態の数値は、水で雑菌が増えるのか意外にもそのままの状態よりも大幅に上がり、1万1466RLUとなった。最後にハンドソープで洗った後の数字は、953RLU。4桁を切る数値となり、だいぶ清潔な状態になったといえる。

水洗いした状態の数値は、1万1466RLU
水洗いした状態の数値は、1万1466RLU
ハンドソープで洗ったあとは953RLUに
ハンドソープで洗ったあとは953RLUに

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