GMOペパボは5月15日、同社が運営するオリジナルグッズ作成・販売サービス「SUZURI」において、クリエイター支援プラットフォーム「SUZURI People」を、一部クリエイターを対象に先行リリースしたと発表した。
SUZURI Peopleは、活動の幅を広げるための資金を集めたいクリエイターが月額制(300円から100円刻みで最高10万円まで設定可能)コミュニティを開設し、そのクリエイターを応援したいファン(サポーター)から支援を受けられるクリエイター支援プラットフォーム。クリエイターの登録料は無料。サポーターからの支援金の10%が、プラットフォーム手数料として発生する。
クリエイターは、サポーターによる定期的な支援を受けることで創作活動の可能性を広げられ、サポーターはクリエイターがコミュニティで公開する限定コンテンツや最新情報を特典として受け取ることが可能。さらに、コミュニティ上でのメッセージのやり取りや作品公開を通じて、クリエイターとサポーターとの出会いやつながりを創出する。
クラウドファンディングを代表に、個人を直接的に応援する仕組みが整えられており、ピクシブの「pixivFANBOX」など、クリエイターの支援プラットフォームなどが国内外で数多くリリースされている。同社では、個人の表現活動を支えてきた経験やノウハウに加え、個人が個人を応援・支援するといった文化や市場の醸成を踏まえ、SUZURI Peopleの提供を開始したとしている。
GMOペパボでは、SUZURIのほかに、国内最大のハンドメイドマーケット「minne」などクリエイター向けのサービスを展開している。SUZURIは、会員数約20万人、登録クリエイター数約10万人、販売商品数は120万点以上を記録し、2017年の売上高は2.1億円を突破している。
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