超小型コンピュータ「Raspberry Pi」は、安価なうえ性能や汎用性に優れるため応用範囲が広く、よく科学・技術・工学・数学(STEM)教材のプラットフォームに採用される。STEM教材としては、子どもがプログラミングして制御できるようなロボットも人気だ。
そこで、Raspberry Piベースの2足歩行ロボット「PiMecha」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
PiMechaは、直立して2足歩行可能な組み立て式の人型ロボット。子ども向けのSTEM教材を想定しているが、動作はデジタル制御のサーボモーターでコントロールされ、自由度(DoF)は17あるなど、本格的で飽きずに楽しみながらプログラミングなどを学べそうだ。
モーターの制御は、2種類のソフトウェアを使って実行できる。各モーターの動くタイミングや速度、範囲などをうまく組み合わせて設定することで、歩行、側転、ダンスなど好きな動きをさせられる。より高度なプログラミングが可能な人ならば、超音波センサやカメラなど、任意の部品を取り付けて利用することも可能。
Raspberry Piシリーズの全モデルに対応しており、今後もRaspberry Piの進化に追従する方針。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間6月18日まで。目標金額の2万5000ポンド(約372万円)に対し、記事執筆時点(日本時間5月15日11時)で約5700ポンド(約84万8000円)の資金を集めている。キャンペーン期間はあと33日ある。
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