Waymoは、米国時間5月8日から開催されているGoogleの開発者カンファレンス「Google I/O」で、自動運転車の降雪時の走行を補助するため、Googleの機械学習に関する取り組みを活用していることを明らかにした。Waymoのセンサは、雪をノイズとして検知する。画像を見ると、雪は巨大な紫色のノイズとして表示され、その他のものが見えないようにしてしまっているのがわかる。車両が、静止した固体のオブジェクトに囲まれている状況だと判断すれば、この車両は停止してしまい、春になるまで動かないだろう。
ここで機械学習が活用される。機械学習を使えば、雪が生み出すノイズをすべてフィルタリングし、取り除くことができる。こうして得られた画像は、道に駐車している車両のほか、縁石の位置もしっかりと捉えているようだ。行く手を阻んでいたノイズがなくなったことで、Waymoの車両は引き続き道を進むことができる。あとは、この車両が冬用タイヤを装着していれば、安全第一で走行できるはずだ。
悪天候への対処は、自動運転車を公道で使えるようにする上で、極めて大きな障害のひとつになっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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