Amazonは米国時間5月9日、住宅建設会社Lennarが所有する米国全域にわたる15軒のモデルハウスを、「Amazon Experience Center」というショールームにしたことを明らかにした。Amazonによるあらゆる種類のサービスや、音声アシスタント「Alexa」を搭載するスマートホーム機器が展示される。訪問客は、スマートスピーカ「Echo Show」やAmazon傘下のビデオドアホン「Ring」などの機器を試したり、Alexaを使ってテレビ、照明、サーモスタット、ブラインドを制御したりすることができる。
「Amazon Dash Button」を使って商品を再注文する方法や、「Amazon Home Services」を利用してテレビの壁取り付けや掃除を依頼する方法も学ぶことができる。新しいセンターは、アトランタ、ダラス、ロサンゼルス、マイアミ、オーランド、サンフランシスコ、シアトル、ワシントンDCに開設され、今後他の地域でも開設を予定しているという。
これらの施設で商品は販売されないが、「Echo」機器で米国スマートスピーカ市場の約70%を占めるAmazonの、スマートホーム技術におけるリードを維持するための取り組みの一環として位置づけられる。強力な競合企業として台頭するGoogleに加えて、Appleやサムスンが市場に参入する中、Amazonはあらゆる手段を駆使して、自社のスマートホーム製品が消費者の頭に最初に浮かぶ状態を維持する必要がある。
これらの施設は、Amazon製品を購入する前に試用するという、Amazonのウェブサイトでは提供できないサービスを顧客に提供するための場所としての役割も果たすはずだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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