Microsoft Build

MS、「Cortana」など活用する未来のスマート会議のデモ披露

Mary Jo Foley (CNET News) 翻訳校正: 編集部2018年05月08日 12時15分

 Microsoftの年次「Build」カンファレンスでは通常、コーディングのデモが最も大きな注目を集める。しかし、「Build 2018」の初日、未来の会議のコンセプトに関するデモもコーディングのデモと同じくらい大きな注目を集めた。

 Microsoftは1年前、これらのスマート会議を想定したシナリオの一部をポッドキャストで予告し、「Cortana」の会議室機能が今後当たり前のものになる可能性に言及した。これに関しては、ビデオ会議システム「Surface Hub」の次期バージョンも重要な存在になるのではないかと筆者は考えている。次期バージョンは、2018年後半か2019年前半に登場する可能性もある。

 この種のシナリオの中心にあるのは、Microsoftのパーソナルデジタルアシスタント「Cortana」だ。Cortanaは利用可能なスキルやパーソナルデジタルアシスタントを統合するデバイスの数という点で、「Alexa」や「Google Home」に後れをとっている。MicrosoftはAmazonの「Echo」など、より多くのデバイスでCortanaを利用してもらう手段の1つとして、AlexaとCortanaの統合に関する提携に期待している。両アシスタントの統合は2017年に発表されたが、今も限定的なクローズドプレビュー段階にある。正式版の登場時期も明らかにされていない。

 Buildで行われた「現代的な会議の未来」のデモで、関係者らはデスクに設置された会議用デバイスのプロトタイプを披露した。このデバイスは音声と動画を記録して、自らを「Microsoft 365」や「Microsoft Graph」と組み合わせて、会議出席者の自動識別、リアルタイムの筆記、リアルタイムの翻訳などの機能を提供する。Cortanaは、出席者が会議の予定を立てたり、会議室を見つけたり、文書内でTo-Doリストなどのリマインダーを設定したりするのを支援することができる。

 Microsoftは、「HoloLens」拡張現実ゴーグルなどの複合現実ヘッドセットをスマート会議環境の一部として利用する方法も模索している。

Microsoft Hololens

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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