Amazonは、誰もが自分のAmazonアカウント専用の「Alexa」のスキルを作成できる一連のテンプレート「Alexa Skill Blueprints」をリリースした。コードは不要で、空欄を埋める形式のテンプレートだ。
Amazonは新しいAlexa Skill Blueprintsで、専門知識のない一般ユーザーが基本的なAlexaのスキルをプログラムできる手段を提供する。たとえば、「史上最高のママは誰?」といった質問に答えるものなどだ。あるいは、それよりやや高度なものとしては、Skill Blueprintsを使って、自分の子供向けにパーソナライズされたインタラクティブな冒険物語を作ることもできる。
現在、「Fun & Games(遊びとゲーム)」「At Home(家庭)」「Storyteller(物語)」「Learning & Knowledge(学習)」という4つのカテゴリで20種類を超えるスキルテンプレートが用意されている。各テンプレートには事前に入力されたコンテンツが含まれており、それをカスタマイズすることもできるが、そのまま使用してもいい。これらのスキルは、作成に使ったAmazonアカウントとひもづけられたデバイスで利用できる。
Amazonの狙いは、AlexaユーザーによるAlexa搭載デバイスの利用を増やすことで、Alexaのエコシステムにより深く引き込むことだ。
Amazon Alexa担当バイスプレジデントのSteve Rabuchin氏は、次のように述べている。「Alexa Skill Blueprintsは、ユーザーが自分や家族だけを対象としてパーソナライズされたスキルをAlexaに学習させるまったく新たな手段だ。スキルの開発やコーディングの経験がなくても始められる。私の家族はわずか数分でオリジナルのジョークのスキルを作成した。まったく新しい自分だけの方法でAlexaとやり取りするのは楽しいものだ」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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