2018年中に新モデルが発売されると見られるAppleのワイヤレスイヤホン「AirPods」について、同社の公開特許から新機能を予想した。今回は、すでに成立した特許から、AirPodsケースの新機能を占ってみよう。
これは、AirPods用ケースを音声ワイヤレス送受信用のアダプタとして使う技術。Appleがこの技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間4月17日に「WIRELESS HEADSET CARRYING CASE WITH WIRELESS TRANSMITTER」(特許番号「US 9,949,015 B1」)として登録された。出願日は2017年9月7日。
この特許は、AirPodsのようなワイヤレスイヤホンを入れるケースに、音声に対応する無線および有線の通信機能を付与し、無線オーディオトランスミッタやレーシバとして使えるようにする技術を説明したもの。ワイヤレス通信技術の方式に制約はなく、Bluetoothなどさまざまな近距離用の通信技術が利用できる。
この技術を使うと、無線通信に対応していないオーディオ機器にケースを接続し、ワイヤレスイヤホンで音楽を楽しむ、といったことが可能になる。逆に、スマートフォンなどから無線通信でケースへ音楽を送信し、ケースを接続したオーディオ機器から音楽を流す、という使い方も考えられる。
ケースに操作用ボタンを設け、これを使って音量などをコントロールするアイデアにも言及している。さらに、操作用ボタン部分はケースから取り外せて、手元で使うリモコンとしても機能する。
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