通信×睡眠の実証性を探る--ニューロスペース、KDDIとSleepTechの実証実験

 SleepTech事業を展開するニューロスペースは4月16日、KDDIとSleepTechの実証実験を開始すると発表した。

 同社の睡眠解析プラットフォームは、計測された個人毎の睡眠データを、AIを活用した独自の解析技術で個人ごとに睡眠解析結果や最適ソリューション、改善データを提供するシステム基盤。社員の健康増進・生産性向上を志向する企業や睡眠ビジネス参入を検討する企業は、API連携を行うことで、睡眠改善データやソリューションを経営の改善や自社サービス・IoT対応製品に組み込むことが可能となる。


 同社は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の平成29年度研究開発型ベンチャー支援事業に採択され、同プラットフォームの実証実験の第1弾を吉野家と2017年9月から2018年2月まで実施していた。

 同実験では同社が開発したAI搭載の睡眠解析プラットフォームや睡眠計測デバイス・モバイルアプリケーションを活用し、KDDI社員向けに睡眠計測・改善サービスを実施する。また、約1カ月におよぶ睡眠計測と改善行動のレコメンデーションを通じて、従業員の睡眠改善の可視化および、睡眠解析プラットフォームの有効性の実証とブラッシュアップを行う。また、計測した睡眠データをKDDIのホームIoTサービス「au HOME」と連携。各個人の睡眠に適した温度・湿度・照度調整を行い、睡眠改善のトライアルも行う。


 同社によると、同実験を通じて通信×睡眠の有用性を実証し、KDDIが提供するホームIoTサービスやヘルスケアサービスなどと組み合わせた、新たなサービスの企画・開発を推進するという。

 同社では、睡眠解析プラットフォームの機能拡充やIoT製品保有企業とのソリューションAPI連携、社員の健康増進・生産性向上を目的とした睡眠計測デバイスを活用した企業向け睡眠改善プログラムの提供など、SleepTech事業を推進。生活スタイルを考慮した各個人に最適な睡眠を実現し、人々の睡眠や生活をより良いものにすることを目指すという。

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