KDDIは、睡眠センシング技術および簡易評価アルゴリズムの開発を手掛けるニューロスペースが提供する、睡眠改善ソリューションを用いた実証実験を、4月中旬から一部の社員を対象に実施すると発表した。
睡眠改善ソリューションは、睡眠計測デバイスにより計測されたデータをニューロスペースが開発したAIが解析を行い、アプリ上で睡眠を“見える化”するほか、利用者ひとりひとりに最適な睡眠改善助言を提供するサービスとなっている。
今回の実証実験では、4月中旬から数週間、モニター対象者に対して睡眠計測デバイスと睡眠改善助言を提供するモバイルアプリ、ホームIoTサービス「au HOMEデバイス」のマルチセンサー01 (温度・湿度・照度を計測可能) を配布。モニター対象者が自宅の寝具に設置した睡眠計測デバイスから得られる日々の睡眠データを解析するのとあわせて、au HOMEデバイスの「赤外線リモコン」を通じて、睡眠に適した温度・湿度・照度調整も行い、睡眠の改善に必要な助言を行う。
KDDI側では、今回の実証実験を通じて社員が自身の睡眠を見える化ができ、日々の業務遂行に必要な生産性向上につなげる重要な取り組みのひとつと考えているという。また「通信×睡眠」の有用性を実証し、今後、KDDIが提供するホームIoTサービスやヘルスケアサービスなどと組み合わせた新たなサービスの企画・開発や、通信とライフデザインの融合を推進していくという。
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