英語で、自社製品やサービスを説明したり売り込んだりする機会の多い人にとって、読んだその場ですぐ役立つ本だ。タイトルに「海外出張/カタログ・ウェブサイト/展示会」とスラッシュで並べているのは、タイトルとしてあまりスマートとは言えないが、まさに、これらの状況で使える英語に絞っていて、すぐに役立つという点で、必要としている人に届きやすくなっている。
著者は、冒頭の「CHAPTER_0」で、「下手でもバカにされない英語がある」として、英語でビジネスをするときに本当に重要なことは何かを力強く説いている。多少英語が下手でも、表現が不自然でも、できることはあるのだ。「英語が苦手だから」と自信のない態度を取ってしまいがちな人は、ここを読むだけでも、十分に勇気付けられるはずだ。とりあげられている例文は、どれも「なるほど、そう言えばいいのか!」というものばかりで、一文も長くない。
仕事ですぐにでも英語が必要という人は、悠長に「英会話」などをやっている時間はない。本書の例文は、自社の説明にも置き換えやすくなっているので、まるごと覚えてしまえば言い換えも簡単だ。基本の例文を覚えておけば、応用が利くようにもなる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス