好きなクリエイターを独自通貨で支援する「CLAP」--コインは“現場”で獲得

 Onokuwaは4月19日、クリエイターの集う場所に足を運ぶことで独自通貨「CLAP(クラップ)」を獲得できるサービス「CLAP」のベータ版をリリースした。まず、iOS版から先行で提供する。


 CLAPは、ライブハウス、劇場、ギャラリー、ショップなど、クリエイターが活動するために集う場所「CLAP SPOT」に足を運ぶことで、独自通貨である「CLAP」を獲得できるサービス。CLAPは、好きなクリエイターの支援に利用できるほか、クリエイターのオリジナル特典(会員証)などと引き換えできる。また、クリエイター側は、煩雑な作業なしでファンとのコミュニティを構築でき、認知度の向上、継続的なファンの獲得などが可能となる。

 CLAP SPOTにはQRコードが設置されており、スマートフォンアプリで読み取ることでCLAPを獲得できる。現在、都内約25カ所にCLAP SPOTが設置されており、アプリ内からも場所を確認可能。同一のCLAP SPOTでは、1日1回のみCLAPを獲得できる。

 今後は、クリエイター活動を支援するサービスにCLAPを活用できる予定だとしており、ファンからもらったCLAPを創作活動に使うことができる。同社ではパートナー第1弾としてABBALab、幻冬舎、DMM.com、nana musicとの提携をすでに発表している。

 また、⾳楽制作ユニット「Mili(ミリー)」がCLAPにクリエイターとして参加。4月25日にリリースされるMiliのサードアルバム「Millennium Mother」では、キャンペーンとして関連グッズの購⼊やライブへの来場によってCLAPを獲得することができるという。


 なお、CLAPは、サービス内のみで使用できる独自通貨であり、ビットコインなどの仮想通貨や日本円、ドルを始めとする法定通貨とは交換できない。

クリエイターの新たなビジネスモデルを生み出す「Onokuwa Creation」

 Onokuwaでは、CLAPに続く新たな事業として「Onokuwa Creation」をローンチ。テクノロジを駆使し、クリエイターの新たなビジネスモデルを生み出すアクセラレーターとして、クリエイターのマネジメント、コンテンツ開発、イベント制作、マーケティング支援のほか、クリエイタービジネス領域におけるプラットフォーム開発を軸に、さまざまな企業、ファン、クリエイターと新しい取り組みを展開するとしている。

 Onokuwa Creationでは、アドバイザーとして「WIRED日本版」再創刊時の編集長を務めたparagraph代表の長崎義紹氏、音楽プロデューサーの中脇雅裕氏、アーティストのデジタルビジネスやライセンシング領域のコンサルタントを務めるGKO代表の河村剛志氏が参画。また、パートナーとして「ABSTREEM CREATION」「Sam’s Up」「PARAGRAPH」「JPU records」「BIG ISLAND RECORDS」が加わるという。

 所属クリエイターの第1弾も決まっており、ツイン津軽三味線ロックバンド「ROA」とロックな楽曲を中心とした5人組アイドル「真っ白なキャンバス」の参加が決定している。


ツイン津軽三味線ロックバンド「ROA」

5人組アイドル「真っ白なキャンバス」

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