自動車を運転していて恐ろしいことは、よそ見と居眠り。オーディオの操作や電話への応答など、ほんの数秒と思っても道路から目を離すのは危険だ。また、完全に寝ていなくても、眠気を我慢していると反応速度が低下し、万が一の際に素早い操作ができなくなってしまう。運転に集中できない兆候が現れたら、意識して気分転換や休憩をしよう。
そこで、運転中のよそ見や居眠りを警告するデバイス「Ridy」を紹介する。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
Ridyは、カメラでドライバーの顔をとらえ、運転に集中しているかどうかを表情や目の動きで判断するデバイス。道路を見ていなかったり、眠りそうになったりする状況を検出すると、アラーム音や音声で警告してくれる。
ダッシュボードやフロントガラスなどに取り付けたRidyは、まばたきの回数、目の動き、そのほかの表情を解析し、前を見て運転に集中しているかどうか常に監視する。赤外線(IR)LEDも備えており、夜間やトンネル内など暗い状況でも、ドライバーの顔を監視できる。眼鏡をかけた状態で機能するが、目を隠してしまうサングラスには対応していない。
電源はシガーライター用ソケットを使い、電池交換やバッテリ充電などの手間はかからない。単独で機能し、インターネット接続を必要としないため、設置すればすぐに使える。
Indiegogoでの目標金額は2万5000ドル(約266万8500円)。記事執筆時点(日本時間4月10日10時)で約1万2000ドル(約128万160円)の資金を集めている。キャンペーン期間はあと1カ月ある。
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