パナソニックは4月3日、BDレコーダーに、写真も音楽も保存して楽しめる「おうちクラウドディーガ」の新モデル6機種を発表した。
発表したのは、全自動モデル「おうちクラウドディーガ DMR-UBX7050/UBX4050/BRX2050」の3機種と、2~6番組同時録画できる「おうちクラウドディーガ DMR-BRG2050/BRW1050/BRW550」の3機種になる。いずれも写真、動画やCDなどのコンテンツをディーガ内に保存し、スマートフォンやタブレットで離れた場所からも見られる機能を備える。
パナソニックでは、2017年秋から「Creative!」をコンセプトにした商品を展開。「Creative! セレクション」として、ホームベーカリーやエアコン、ななめドラム洗濯機などをラインアップしている。
新ディーガは、「Creative!家族をつなぐ」をテーマにしたBDレコーダー。すでに発売されているななめドラム洗濯機「Cuble(キューブル)」やパーシャル搭載冷蔵庫は、家事シェアや時短調理によって生み出された時間を、家族とのコミュニケーションに活用してもらうコンセプトに対し、写真や動画をディーガを介してシェアすることで「家族のつながり」をアピールする。
おうちクラウドディーガは、通常の録画番組に加え、HDD内に撮影した写真や動画を保存。スマートフォンアプリ「どこでもディーガ」を使うことで、ネットワーク経由で自宅のディーガにアクセスし、見られるというもの。
スマートフォンで撮影した写真や動画を自宅のディーガに送信できるほか、離れて暮らす家族のディーガからも写真や動画が視聴でき、コンテンツを共有できることが特徴だ。
パナソニックによると、約30年間前は「一緒に暮らすのが家族」だったが、現在では「離れていても家族」という認識に変化しているとのこと。しかし、離れて暮らしている親と会う回数は月に1回以下が62.7%を占め、コミュニケーションの回数は少ないという。そうした家族同士がディーガを通して、写真や動画を見ることで、感動や喜びの共有を目指す。
同日開かれた発表会では「録画機能などにはあえて触れず、それ以外の機能を前面に押し出した。店頭では従来のAV機器売り場に加え、商品群の組み合わせによって『コト提案』ができるコーナー展開をしていただいている販売店もあるので、そちらでも展開したい」(パナソニック 執行役員 コンシューマーマーケティング ジャパン本部 本部長の河野明氏)と、従来のBDレコーダーとは一線を画す内容になっていた。
おうちクラウドディーガと同じく「家族をつなぐ」をテーマにした機器として、2月に発売したスピーカ搭載LEDシーリングライト「AIR PANEL LED THE SOUND」と、インテリアシアター(参考出品)を紹介。リビングにおける家族をつなぐ機器として位置付ける。
発表されたのは、全自動モデル DMR-UBX7050/UBX4050/BRX2050と2~6番組同時録画できるDMR-BRG2050/BRW1050/BRW550。いずれも5月18日に発売する。
全自動モデルは、指定した複数のチャンネルを録り続け、古い番組を順に自動消去していく「チャンネル録画」機能に対応。UBX7050なら最大10チャンネル×28日間、UBX4050/BRX2050は最大6チャンネル×28日間の番組を自動録画する。
ゴールデンタイム(地デジ)のドラマを最大で約90日間消去しないように自動でとりおきができる機能は、ドラマとアニメを、それぞれ時間帯を選んで、自動でとりおきができる機能へと進化。人気の番組や、自分自身がよく見る番組を自動で整理して表示してくれる「新着番組」機能も備え、効率的な視聴が可能だ。
上記以外の3モデルは、地上デジタル、BS、110度CSデジタルチューナを6つ搭載したDMR-BRG2050、地上デジタル、BS、110度CSデジタルチューナを2つ備えたDMR-BRW1050/BRW550。「LINE」で番組を探して、そのまま録画予約できるほか、BRG2050には新着番組機能も備える。
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