Appleが、「Swift Playgrounds」アプリに拡張現実(AR)機能を新たに導入した。Swift Playgroundsは、子どもたちにプログラミングの基礎を教えるためのアプリで、ひいては次世代の「iPhone」アプリ開発者を育てるという狙いも込められている。
ARへの対応により、子どもたちは、自らが組んだプログラムの指示に従って動くマンガ風のキャラクターを、Swift Playgroundsのプロジェクトに取り込めるようになった。この技術には、AppleのARプラットフォームである「ARKit」技術が利用されている。
Appleは今回の新機能を、米国時間3月27日にシカゴのレーン・テック・カレッジ・プレップ・ハイスクールで開催したイベントで明らかにした。このイベントで、Appleはより強力な新しい「iPad」を発表し、教育市場での勢力を取り戻そうとしている。教育現場では長年にわたり、AppleのコンピュータとiPadが人気のツールだったが、近年はセキュアで管理の楽な「Chrome OS」を搭載したGoogleの安価なノート型デバイスが、極めて高い支持を獲得している。
Swift Playgroundsは初心者を想定したアプリだが、プロ用のプログラミングツールである「Xcode」やプログラミング言語の「Swift」を利用する、上級者レベルへの入り口となるツールでもある。AppleがSwiftをリリースしたのは、2014年のことだった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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