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遠隔操作のロボットでゴミ収集をゲーム化--シカゴ川での取り組み

Greg Nichols (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2018年03月27日 11時24分
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 2017年、Urban Riversと呼ばれる非営利組織がシカゴ川に水上庭園を建設するために、Kickstarterで3万ドル(約317万円)近くを調達したとき、狙いは主要な都市水路にもう少し多くの自然を復活させることだった。

 そして、美しい庭園が完成した。だがその後、水面に浮かぶゴミという問題に直面した。

 川の流れに運ばれて、シカゴ川に浮かぶプラスチックのゴミが水上庭園の縁にたまった。

 それらのゴミは大量かつ頻繁に発生するので、手作業で取り除くのは難しかった。そこで、Urban Riversはよりハイテクなソリューションを検討し始めた。

 同チームは、非常に素晴らしいアイデアを思いついた。それは、誰でもどこでも操作できる遠隔操作のゴミ収集ロボットだ。


Urban Riversが開発中のゴミ収集ロボット

 ロボットへのアクセスを一般の人々に提供するというアイデア自体が興味深いものであり、好奇心を刺激する可能性が高い。さらにUrban Riversはゴミ収集体験をゲーム化し、競争の要素を加えることで、善良な人々に何度も戻ってくる動機を与えたいと考えている。

 このプロジェクトを支えるテクノロジは、明快なものであるようだ。

 このカスタムロボットは、前面にトラクタローダを備える。ユーザーはウェブサイト経由でログインした後、Wi-Fiでこのロボットを操作する。「プレーヤー」たちは遠隔操作で収集したゴミをゴミ集積所に降ろす。ゴミ集積所では、Urban Riversチームのメンバーたちが定期的にゴミを収集する。

 一定時間内に収集したゴミの量に応じて、ユーザーにポイントが付与される。

 同チームは現在、このロボットのプロトタイプを改善するため、クラウドファンディングで支援を求めている。現時点で目標額の5000ドル(約53万円)を達成したが、さらなる支援を受け付けている。

 Urban RiversのKickstarterページには、「われわれは基地となるゴミステーションを建設して、強力なWi-Fiステーションを設置し、あらゆる季節に耐えられるように設計を修正する予定だ。追加資金のすべては、さらなるプロトタイプ制作と実験に使われる」と書かれている。

 ゲーミフィケーションは、「Habitica」や「Todoist」などのアプリのおかげで、自己改善の分野におけるトレンドになっている。タスクを完了したときに報酬を得られると、人間はより簡単にやる気を出すことができる、という考えがゲーミフィケーションを支えている。

 ゴミ収集ロボットのケースでは、ゴミ収集で得た過去の「ハイスコア」の単純な記録が、プレーヤーにもっと多くのゴミを収集して上位のプレーヤーを抜きたいという動機を与える。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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