インベスターズクラウドは3月14日、同社の「家賃推定エンジン」と「土地マッチングエンジン」を組み合わせた「土地マッチングAIシステム」の開発を開始すると発表した。
家賃推定エンジンは、これまでインベスターズクラウドが蓄積した物件、成約、運用などのプライベートデータとオープンデータ等を集積したビッグデータから、データの特徴(特徴量)を分析し、物件ごと、地域ごとに最適な賃料を統計的に算出するというもの。
今回開発を行う土地マッチングAIシステムは、すでに開発済みの家賃推定エンジンと、新たに開発する土地マッチングエンジンを組み合せ、全国の土地情報から、アパート経営に適した土地の選別を可能にする。
本システムは、インベスターズクラウドのデータベースに蓄積された土地情報を、土地マッチングエンジンにインプットすることで、同社が提案するアパートの建築プランを自動で判定。同データを家賃推定エンジンと連携することで、周辺の生活環境情報や推定家賃、公共の都市計画等を組み合わせた、各物件の事業計画および利回りを計算する。
さらに、部分的に人の手が介在していた家賃推定エンジンを、ディープラーニング技術を利用することで、自動的に特徴量を抽出するようAI化。土地の仕入業務の効率化、およびデータ活用型の利回り設定により、事業プラン作成のオートメーションが可能となる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス